子ども達が箏に触れた夏の2日間 〜 おコト遊BASE‼︎ in 松本
Project Kokinは、2026年8月8日(土)・9日(日)の2日間、松本市音楽文化ホール(ハーモニーホール)小ホール(長野県松本市)にて、お箏を楽しむイベント「おコト遊BASE‼︎ in 松本」(おこと あそべーす)を開催しました。主催は一般財団法人 松本市芸術文化振興財団。このイベントは、子どもがお箏を通じて伝統に触れ合うことを目的として開催され、山梨県、岡山県、東京都品川区に続く開催となりました。今回は2日間の日程で行い、約250人が来場しました。

Project Kokin(プロジェクト コキン)とは
Project Kokinは、箏奏者、箏職人、箏屋、愛好家など、多様な立場から箏に関わるメンバーで構成され、箏の音色があふれる世界を創造することを目指す団体です。箏奏者の常磐琴音さんの呼びかけにより、2023年に設立されました。
箏の製作から販売、演奏までを網羅するメンバーが一堂に会し、多角的な視点から企画を提供し、箏の普及に貢献していきます。
おコト遊 BASE!(おこと あそべーす)とは
夏休みの小学生をメインの対象として、お箏を身近に感じ、実際に触って、音を聴いて、お箏の魅力を感じてもらうために開催されました。
今回は、お箏の製造体験や、道具の展示、演奏体験や、お箏の素材やモチーフを使ったワークショップ、リズムゲームに加えて、音に反応する「光のアート」と、地元の学生のみなさんによる演奏コーナーを新たに実施しました。
甲削り体験ワークショップ
箏の製作工程を体験するワークショップとして、甲をカンナで削る工程「甲削り」(こうけずり)体験を実施しました。甲削りが楽しくなり、何度もチャレンジする姿も見られました。

体験された方には、会場のパネルにお名前を書いていただきました。2日間で、パネルは多くの名前で埋まりました。

箏製作に関する展示
箏の製作時に使用する道具や、箏の部品、箏の材料となる木材などを展示しました。大人の方々が興味深くご覧になり、スタッフに話を聞いていました。

また、傷んだ箏のメンテナンスによる再生の工程についても、写真を交えて解説しました。

糸締め実演
楽器店による、箏の糸締めの実演を行いました。手元の様子をスクリーンに映し、大人も子どもも間近で見守りました。

「ことの花」(コトノハ)製作ワークショップ

箏の材料のカンナくずを使って、花の形の飾り「ことの花」(コトノハ)を作るワークショップを開催しました。
箏柱モチーフキーホルダー作り

カラフルな土台に、箏柱モチーフの部品をはめ込んで、自分だけのキーホルダーを作るワークショップを行いました。2日間で200個以上をお持ち帰りいただきました。
箏演奏体験
箏の演奏体験を、箏奏者による指導を交えて実施しました。爪をつけて、実際に音を出していただきました。

ことミニガイド
箏がどのような楽器であるかを、Kokinのメンバーが実演を交えて解説する「ことミニガイド」を実施しました。楽器のしくみや音の出るしかけを紹介しました。

箏のリズムゲーム「ことの名人」
パソコンを使ったリズムゲームを設置しました。パソコンから流れる「さくらさくら」のメロディに合わせて弦を弾くと、タイミングが判定される本格的なリズムゲームです。一曲終わると、点数と、得点に合わせたランクが表示されます。大人も子どもも楽しみ、演奏体験で練習してから再びチャレンジする姿も見られました。

光のアート

今回、新たに「光のアート」を実施しました。箏の音に反応して光が変化する仕掛けで、2日間で100人以上の方に体験していただきました。
積み木やパズル

箏の端材や、解体した箏からの木材を転用し、積み木やパズル、「華kotoji」を用意しました。箏の端材であることを伝え、桐の端材で遊ぶことで箏を身近に感じる機会となりました。
オリジナルステッカーの販売

今回初めてオリジナルステッカーを作成し販売しました。「おコト遊BASE!!」のロゴが入った限定コインも準備し、人気を博しました。なお、今回の売上は、全て熊本地震の寄付に充てました。
地元の学生による演奏コーナー
今回は新たに、地元・信州の学生のみなさんによる演奏コーナーを設けました。信州大学箏曲サークル「ことこと」のみなさんと、松商学園高等学校 箏曲部のみなさんにご出演いただきました。
会場では「この曲知ってる!」「かっこいい」といった声が上がり、多くの子どもたちが聴き入っていました。


箏アンサンブルKokinによるミニコンサート
2日目の午前には、箏アンサンブルKokinによるミニコンサートを開催しました。音響に優れたハーモニーホールで、多くのお客様に箏の演奏をお届けしました。

演奏の途中には、子どもたちが舞台のそばまで近づいて聴く場面もあり、間近で箏の音にふれていただく機会となりました。

まとめ
2日間開催となった今回は、約250人が来場し、盛況なイベントとなりました。「光のアート」や学生のみなさんによる演奏コーナーなど、新たな試みも加わり、会場は子ども達の笑顔であふれました。イベント終了後も、さまざまな方から感想をお寄せいただいています。
【寄せられた感想】
「お箏というと少し身構えてしまっていたが、このイベントで身近に感じられた」
「子どもたちも楽しくお箏を体験することができた」
「もっと身近な楽器になってもらいたい」
ご来場くださったみなさま、ご出演いただいた学生のみなさま、会場を支えてくださったスタッフ・ボランティアのみなさま、そして開催の機会をくださった一般財団法人 松本市芸術文化振興財団のみなさまに、心よりお礼申し上げます。
今後も、開催地域を変えながら、お箏の魅力を発信できるイベントの開催を行ってまいります。

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